のぐコラ#3 レンタルバイク&レース、使ってみませんか?

モータリストは様々なバイクの楽しみ方を提案していますが、その一つに「レンタルバイク&レース」という企画があります。
よくあるレンタルバイクも実はやっているんですが、こいつはちょっと、いやだいぶ違う企画です。

モータリストのレンタル&レースは、

・レースで使うバイクのレンタル。
もちろん壊してもいいとは申しませんが、一般的なレンタルバイクよりは転倒時の補償などもだいぶ緩く設定されています。

・レース会場にほとんど手ぶらで行けちゃいます。必要なのは走るためのご自分の装具だけ。
いや、装具も事前にサイズなどを確認させていただくことができれば、特別価格でのご購入も可能です。装具のレンタルはありませんが。

・バイクがレース会場に用意されています。
オフロードレースのハードルの一つが「トランポ」、すなわちレースバイクを会場に運ぶ手段ですが、トランポいらず、レンタカーいらずでレースできちゃいます。

・プロフェッショナルサービスがついてきます。
レースでのピットワークやご自分の体に合わせたセットアップ、必要ならタイヤの用意や部品の取り付け。
スタート前の傘持ちから走行中の応援、泥だらけになったマシンの洗車まで、まさにファクトリーライダーになった気分でレースをエンジョイできちゃいます。

・マシンチョイスの広さ。
一般的なレースバイク、すなわちモトクロッサーやエンデューロマシンはもちろん、ナンバー付のお手軽なトレールバイクや、ミニサイズのモデルまで、ニーズに合わせてお選びいただけます。

・サブスクオプションもあります。
例えば一定金額でレースごとに違うモデルをつかって走ることも可能ですし、ニューモデルにいの一番にオーナー感覚で乗れちゃう点もサブスクならではのメリットです。

と、お客さまのご希望、状況に応じて様々な形でお楽しみいただけちゃうシステムなのです。

昨年の終わりあたりから案内をさせていただいており、少しづつですが、ご利用いただくお客さまが増えてきています。
お試しにならないで「高い!」と言われることもありますが、一度でも使っていただければ決して高くはない、むしろ安いくらいだということがお分かりいただけると思います。

そもそもレースのような車両に大きく負荷をかける使い方をレンタルで許容していることがまずありませんし、バイクを現地に運んでもらって泥だらけでも洗車もして持って帰ってもらえるなんて、他の仕組みじゃちょっと考えられませんよね。
僕たちも正直、このプログラムがどんなに広まったとしてもここからの収益で成り立つとは全く思っていません。
むしろ大赤字だったりしてもこれをはじめ、やりつつけている理由は、とにかくこの素晴らしい遊びを知っていただきたい、そのためには誰かがきっかけを作るしかない、その思いからなんです。

この週末、WEX-E(ウエックス・イースト)というレースに参加するお客さまに、このレンタルサービスをご活用いただきました。
長野県北部の高井富士スキー場を舞台に開催されたレースイベントですが、悪天候が予想される中(でもって本当に大雨でぐちゃぐちゃのコンディションでした)、洗車しなくていい!フルサイズで走れる!トレールバイクならゆるふわっと楽しめる!と、ファンティックのXEF125(4サイクル125㏄トレール)とXEF250Trail(4サイクル250㏄トレール)をお選びいただき、90分ツインターボ(男女ペアで走る90分レース)、レディス50分レース、フルサイズ120分レースの3本に出走。
たっぷりとお楽しみいただき、しかもツインターボとレディス50はクラス優勝!
フルサイズ120分もクラス6位、とマシンの実力を十分以上に引き出していただいて思いっきりお楽しみいただくことができる一日となりました。

コンディションが極端に悪かっただけに、本来ならレース向きではないトレールバイクのファンティックが、粘り強い低速と、路面を書き出さない優しいパワーによってむしろ武器となっての結果でした。
ファンティックのXEF125はパワーこそ排気量相当(125㏄は最高出力11kwまで、という規制が欧州にあります)ですが、エンストする気がしない驚異的に粘るエンジンと、アクセルさえ開けていればしっかりとトラクションして斜度の厳しい坂でも上り切れる力、フルサイズモデルならではの走破力と選択範囲の広いタイヤ、マシンを支えるのが苦にならないわずか110㎏(保安部品付半乾燥)という車重など、すべてが今回のイベントではプラスに作用するイメージでした。
XEF250Trailは2レースを走りましたが、やはり同様に粘るエンジン、優しく確実なトラクションがスリップしまくりの路面でも横を向いたり暴れたりすることなくひたすらトコトコと走り続けるスタイルにはぴったりで、もちろんその力を引き出してくださったライダーの技量のおかげでのこの結果ということになったのでした。

僕たちは朝からタイヤ交換、ポジション調整、レースが始まれば傘持ち、毎週声をからしての応援、とこれまためちゃめちゃに楽しませていただきました。
僕たちのバイクに乗って楽しんでいただけるお客さまのための仕事は本当に気持ちがいいですよね。
徹底的に楽しむこと、それがアマチュアの遊びの根幹のはず。
せっかくの週末だからこそ、すべてを忘れてリッチな気分でファクトリーライダーになれちゃうレース。
ぜひあなたも味わいませんか。実はコスパ高くて病みつきになること間違いなし!ですよ。

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