【ファンティック・レーシング】エンデューロ世界選手権2022 ダビデ=ガルネリ、Day2を制しE3クラスの首位に立つ:ポルトガル

6人、ダートバイク、バイクの画像のようです

2022年5月16日

ポルトガルで行われたエンデューロ世界選手権のDay2において、ダビデ=ガルネリが勝敗を制し、名実ともにE3クラスの首位に立った。

E3クラスでガルネリが首位に立ったエンデューロGPの第二戦世界選手権だが、我らがファンティックのライダー達はその第二戦でも勝利を逃すことはなかった。ケビン=クリスチーノがユースのDay1を制し、エドモンドソンとエッチェルはそれぞれユースとジュニアで表彰台に上っている。英国からのジェーン=ダニエルズは、エンデューロ・レディースクラスにおいて4日間で4つの勝利を収めて、名実ともに首位の座を確固たるものにした。

ポルトガル北部、ポルトから一時間あまり行ったペーゾ・ダ・レーグア。この小さな町で、2022年エンデューロ世界選手権の第二戦は行われた。レースは、時折強い雨に見舞われながらも、温かい春の日差しが降り注ぐ週末にかけて行われた。ナトゥレーザ・エクストリーム・モトクラブによって巧みに設計されたコースは4つのスペシャル・ステージに分かれ、ポルトガルの土壌がよく考慮されている技術的にも難易度の高いコースに仕上がった。

ファンティック・ファクトリーチーム・E/50レーシングのダビデ=ガルネリは、このポルトガルGPで驚くようなレース展開を見せた。初日のE3クラスのレースから2位につけたガルネリは、日曜日にはそのまま頂点を勝ち取ってファンティックXE300を初めて表彰台の頂点に導きE3クラスの首位の座を固めてくれた。

チーム・ファンティック・ダルパ・レーシングのダニエル=ミルナーは、難易度の高いGPのE2クラスに参戦し、Day1の最終スコアが6位、日曜日は7位と健闘を見せた。一方、ファンティック・ファクトリー・チームE/50・レーシングのフランス人ライダー、ロイク=ラリューは、残念ながら10位以内に食い込むことが出来なかった。さらにE1クラスにおいても6位に落ち着くなど、ポルトガルでの週末を飾ることは出来なかった。

ジュニアクラスで一番速かったのは、やはりファンティック・ダルパ・レーシングのジェド=エッチェルだ。ポルトガルでは表彰台3位の座を2度抑えている。

ユースのチャンピオン、アルビン=ノルビンは、シーズン二戦目のGPでも脚光を浴びた。しかしそれと対照的に、チームE/50レーシングのロレンツォ=マコリットが、不運にも初日に膝の怪我を負ってしまった。詳しい状況や、このあと控えている6月後半のイタリアGP参戦については現在検査を行っているところである。

ペーゾ・ダ・レーグアでは、ファンティックJETレーシング、ハリー=エドモンドソンが、ユースのクラスにおいて貴重な2位の座を2度奪取して、いまだ首位メンバーの中に名を連ねている。チームE/50レーシングのケビン=クリスチーノは、Day1で勝利した翌日曜日、いくつかの痛恨のミスが重なったおかげで、表彰台の一番低い位置に収まらざるを得なかった。

2人、バイク、アウトドアの画像のようです

 

エンデューロ世界選手権は現在、2022年イタリアンGPの第三戦が行われるカルピネーティ(6月24、25、26日)に向けてしばしの休息期間に入っている。

ダビデ=ガルネリ:「ポルトガルGPのE3クラスで1位と2位を取れたのはすごく嬉しいよ。しばしの休息のあと、今度は地元でのGPだ。」

ロレンツォ=マコリット:「初日のレースで左ひざを負傷するなんて、運が悪かったよ。イタリアに戻って地元でのGPに参戦できるかどうか様子見だ。」

ロイク=ラリュー:「今回は、僕にとってはベストなレースじゃなかったけど、次に向かってページをめくらなきゃね。速く、前のシーズンみたいな状態に持っていけるようにしないとね。」

アルビン=ノルビン:「今年は僕にとっては学びの年になると思う。でもこの先のGPレースでは上手くやれる確信があるよ。」

ダニエル=ミルナー:「初日にすごくいい結果を出せたのに、二日目は不運にも続けることができず、アップダウンの激しい週末だったよ。」

ハリー=エドモンドソン:「ユース・クラスの2位を二つも取れていい週末だったよ。選手権レースはまだまだ先が長いし、今度のイタリアのレースはさらにタフになるだろうね。」

ケビン=クリスティーノ:「二日目のユースのレースでは、3位じゃなく1位を取れてとてもいい日曜日だったよ。さて、いよいよ一ヶ月後には我々のホームでのGPだ。」

5人の画像のようです

E3 クラス 順位

1位 ダビデ=ガルネリ(Fantic)/71p

2位 ブラッド=フリーマン(Beta)/69p

3位 ミカエル=パーソン(Husqvarna)/56p

 

ジュニア・クラス 順位

1位 ザック=ピション(Sherco)/80p

2位 ジェド=エッチェルズ(Fantic)/60p

3位 ルク=ファルジエ(Beta)/57p

 

ユース・クラス 順位

1位 ハリー=エドモンドソン(Fantic)/71p

2位 サムリ=プハカイネン(TM)/59p

3位 ケビン=クリスチーノ(Fantic)/55p

 

エンデューロ・レディースクラス 順位

1位 ジェーン=ダニエルズ(Fantic)/80p

2位 ミレラ=バディーア(Rieju)/68p

3位 リタ=ヴィエリア(Yamaha)/58p