【SYM(エス・ワイ・エム)】モーターサイクルショーで新モデルを展示

SYM、モーターサイクルショーで新モデルを展示

2022年3月- Sanyang Motor Co., Ltd.(三陽工業股份有限公司、SYM:エス・ワイ・エム)の輸入総代理店であるモータリスト合同会社では、2022年3月19日から開催される大阪、続く25日から開催される東京モーターサイクルショーにおいて、昨年末より販売を開始したニューモデルを中心に展示を行う。
SYMとしては2017年の前インポーターが輸入停止を前に出展したモーターサイクルショー以来、4年ぶりの出展。当時のラインナップとは全く異なるものとなり、日本での展開の再スタートを象徴する出展となる。

SYMは台北に本拠を置くSanyang Motor(サンヤンモーター)によるオートバイブランドであり、1954年に台湾・新竹市で創業。同社は自動車を筆頭にモーターサイクル、モペッド、スクーターやATVを製造する台湾最大手の企業の一つとして知られている。特に自動車の製造においては、かつてのホンダとの合弁時代にはインテグラやシビックといった車種の製造拠点であり、技術を磨いてきた実績がある。現在は、韓国・現代自動車の製造拠点としての役割も果たしており、東アジア地域で販売されているヒュンダイ・ブランドの小型車を製造している。

1962年、SYMはホンダとの合弁を開始し、台湾で最初のオートバイの製造メーカーとしての道を歩みだした。以来、SYMはこれまでに1700万台以上のモーターサイクルの製造を行ってきている。現在では台湾をはじめ世界各地に合計2400人ほどの従業員を抱えており、直資の子会社をアメリカ、中国、イタリアおよびドイツに持つ大企業だ。製造拠点は台湾の本社のほか、中国の2工場を、さらにはベトナムにも保有している。

SYMは世界でも最も成長率の高い二輪車メーカーのひとつであるといわれており、昨年度は、過去最高の販売を記録したという。欧州での販売は43%上昇。アジア地域、特に韓国、中国、日本そして台湾市場でも成長を続け、市場でのリーダーシップを維持している。2020年、SYMはコロナ禍による静寂を打ち破るかのように販売を伸長させ、特に地元台湾と欧州とがけん引する形で、同社として過去最高の販売を記録した。特に長年競合の後塵を拝してきた地元・台湾市場でトップシェアを奪い返すなど、そのデザイン、性能、信頼性が高く評価されている。

日本市場では、モータリスト合同会社が輸入代理権を引き継ぎ、台数を着実に伸長させている。SYMの堅実なモノづくりによる信頼度の高い商品を、比較的手ごろな価格でお届けすることで、このマーケットの底辺を支え、将来のモータリストとして次へとつながる商品への大切な一歩になってほしい、という強い思いが、その原点にはあるという。また、失われつつある原付一種の市場を支え、日本人の安心・安全な日常の足としてお使いいただけるよう、他の多くの海外メーカーが断念した50㏄モデルを複数用意しているのも特徴だ。

モータリストでは、ローエンドのマーケットが求める安心と安全の提供に向け、同社が取り扱う以前の車種についても多くの部品在庫を用意し、販売店に供給している。

これに加えて、モータリストでは、原付2種以上の市場にも商品を順次投入してきた。豊富なラインアップを誇るスクーター群に加え、昨2021年末には、ギア付きモデルであるNHシリーズを投入。価格を大きく超えた価値が広く認められ、順調に販売を伸ばしている。続く2022年初には新型スクーターのJET Xが新たに発売され、フラットフロアタイプのスクーターからさらに新デザインへと車種展開を広げている。いずれのモデルも発表以来間がないため、大阪モーターサイクルショーが多くのお客様にご覧いただく初の機会となる。また、一昨年夏に発売、アジア各国でプレミアムスポーツスクーターとしてベストセラーとなり、日本でも評価の高いDRG BT160iは、東京モーターサイクルショーで展示を予定している。

SYMの各モデルは、走りがよく、壊れず、安心して乗っていられることが長年評価されてきており、旧年式車両を乗り継いできたというユーザーからの評価も低くない。モータリストでは、多くの販売店を底支えするこうした商品群を持つSYMブランドの販売店を今後も拡充し、日本のモータリストに毎日乗って楽しめるモーターサイクルを提供し続けていく。販売店も随時、募集中だ。