モータリスト、新オフィスを公開

ランブレッタ、ファンティック・モーター、SYM( エス・ワイ・エム) などの輸入総代理店( 日本独占輸入販売元) であるモータリスト合同会社は、本社事務所兼テクニカル・サービスセンターである「モータリスト・ファクトリー」への移転を完了、業務受付を開始した。併せて、ランブレッタ、ならびにファンティック・モーターの全商品を展示する「ショールーム」機能を、モータリスト正規販売店である「イズモーターサイクル」内に用意。東京都大田区内に2拠点を用意し、商品を安心してご覧いただきつつ、万全のアフターサービスを約束する体制を整えた。

モータリスト合同会社は2020年12月から、ランブレッタ、ファンティック・モーター並びにSYM( エス・ワイ・エム) をはじめ、海外から選りすぐった商品を日本のお客さまに届け、モーターのある生活に彩を添えるべく活動を開始している。そのモータリストの本社機能を集約し、アフターサービスのためのワークショップも装備。貸出用の広報車両も用意しつつ、一部の商品をご覧いただきながら商談等にもお使いいただける拠点、「モータリスト・ファクトリー」を東京都大田区にオープンさせた。ファクトリーには、モータリストの社員が常駐し、日本各地の販売店への対応はもちろん、イベントやマーケティング企画など、お客さまに楽しみを提供するための機能を凝縮させている。

ファクトリーの入り口は夜間はシャッターで閉ざされるが、そこには大きな黒い岩がペイントで描かれている。シャッターを開け、ファクトリーに入ると、目を惹くのがその岩が割れ、輝きを放つ画だ。この大きなウォールペイントを担当したのは、クリエイターにしてアーティストの加藤ノブキ氏。加藤氏は、自らもファンティック・キャバレロ・フラットトラックを愛用するファンティック・ファンでもあるが、HAVE A BIKE DAY. など、ライダーに訴えかける独特のタッチとオートバイ乗りならだれもが共感できる心象風景を見事に描いた作品群を発表し続けている。その加藤氏が、モータリストのために描いたのがこの壁画だ。

添えられたメッセージは、Rough diamonds may sometimes be mistaken for worthless pebbles. イギリスの作家、トーマス=ブラウンの箴言である。「ダイアモンドの原石は、時として価値のない石ころに間違われがちである」というこのメッセージは、いまは何の変哲もない石ころにしか見えなくても、磨けば最高の輝きを世に放つ力を秘めているという、まさに今生まれ、羽ばたこうとしているモータリスト合同会社を応援するメッセージとして、作り上げられている。加藤氏の手掛けたアート・ウォールがこれを力強く表現し、すべてのモータリストへのメッセージとして、ここに用意された。
シャッターの外壁との組み合わせでさらにその意味を強く表現するこの壁画が、この先多くのモータリストにとっての輝けるしるべになるよう、またモータリストたちが自らの愛車をこの前に置いて撮影し、この先もこの素晴らしいスポーツを楽しみ続けることができるよう、多くのモータリストが「ファクトリー」に集うことを、私たち「モータリスト合同会社」一同、願ってやまない。

この「モータリスト・ファクトリー」は上述の通り、すべてのモータリストに解放されているが、販売拠点ではない。モータリスト合同会社が扱う商品を見て、触れて、購入できるもう一つの新たなる拠点が、モータリスト初の「エクスクルーシブ・ディーラー」となる、イズモーターサイクルである。従前よりランブレッタ及びファンティックのプロショップとして東京都内でもトップクラスの販売実績を収めてきた同社は、モータリスト創業を機に、これまで以上にこれらの商品は伸びが期待できるものとし、改めてモータリスト取扱商品群に投資することを決意。販売好調なランブレッタはもちろん、ファンティックもフルラインアップを店頭にそろえ、モータリスト扱いの車種をすべて見て触れて購入できる特別な拠点、エクスクルーシブ・ディーラーとしての活動を開始することとなった。同社の伊藤代表は、「オートバイの楽しさは、走りがしっかりとしているのは当然としても何よりもその格好良さにほれ込むことができることと、それをプライドを持って展開し、信頼感あるアフターサービスが提供できる体制でお客さまにお届けできること。そして、オートバイらしく、突き抜けた個性が発揮されていること。モータリストが選ぶ商品はそれを満たしていて、当社のポリシーと合致しているため、共に成長していけるパートナーとして投資に踏み切ることにした」と話している。

モータリストでは、イズモーターサイクルのようなフルラインアップを展示できるエクスクルーシブディーラーをコアとなる地域に設けることができたら、と願っている。モータリスト取扱商品の販売の進捗を考えれば、きちんとしたリターンが望める拠点であり、制約も少ないため、希望する販売店は積極的に応募してほしい。もちろん、これまでのモータリスト取扱商品の販売店であれば望ましいが、全く新規の販売店であっても、相談には積極的に応じたい。
なお、モータリスト・ファクトリーは1 月8 日より、一般ユーザーも気軽に訪問いただけるようオープンしていく。営業時間は午前10 時から午後6 時まで、定休日は毎週水曜・木曜日、および不定期にイベント開催日となっている。週末や祝祭日の営業、イベントの開催等については、モータリストのSNS(Facebook:motorists.jp、Twitter:@MOTORISTS17)をぜひフォローしていただきたい。